夜中に目を覚ますと、なんだかゴソゴソしている愛猫に気づくことはありませんか?
猫たちのこの迷惑な習慣には訳があるんです。
あなたがベッドで気持ちよく寝ているときに突然、愛猫がベッドにもぐりこんできたことはありませんか?
せっかく寝ているのに、猫がベッドの上でジャンプしたり、枕元で毛づくろいを始めたり、部屋のキャビネットのドアを開けて香水瓶を小突いていたり…。
目次
猫たちの睡眠時間やそのパターンとは
これは猫は我々人間と異なる眠りと目覚めのパターンを持っているからなのです。
そして多くの場合、飼い主が眠りたいときに限って睡眠を妨害するように活発になります。
猫は薄明かりの動物で、主に薄暮(夜明けと夕暮れ)に活動します。
ほとんどの猫は、年齢に応じて1日16〜20時間眠ります。
これらの睡眠時間は、各家庭や個々の猫で異なりますが、ほとんどの場合、飼い主が仕事をしている間の日中に眠ります。
なぜなら、一部の飼い主の方は、昼間は猫に家でお留守番をしてもらう必要があると思いますが、その間、多くの場合、彼らにとって遊び仲間や夢中になれる暇つぶし方はないのです。
そして、飼い主が仕事を終えて家に帰り、夜に寝ようとするときに、あなたの猫はあなたの注意を引こうとするのです。
あなたを起こすことで、猫はある目的を達成します。
猫たちは次のようなことを期待して、ベッドでまどろみの中のあなたを起こすのです。
- 目を覚ます動きや、猫たちにブツブツと不満を漏らすことだけでも、彼らにとっては何かエキサイティング体験なのです
- 飼い主がどんな反応をしたとしても、それは彼らにとって、自分以外とのつながりを感じることができる社会的相互作用活動なのです。
- 彼らは日中遊び相手がいないことに飽き飽きしているのです。
多くの場合において、簡単な解決策は、目を覚まして愛猫を寝室から出すことです(この場合、猫たちはある程度注目を集められたと感じています)。
または彼らにおやつをあげることで、彼らには飼い主がかまってくれたと感じます。
ですが、猫は経験から学びます。
たとえば、ベッドでジャンプし何かを床に落とし、飼い主がそれを拾ったあとおやつをくれたなど、彼らが期待した反応があった場合、この行動は繰り返さていく可能性が高くなってしまいます。
あなたができる最善のことはそれらを無視することです。
夜間のばかげた行動につきあうと、その後、数日、数か月、さらには数年にわたってこの行動が繰り返されることになります!
ただその場合、猫の日常生活に新しい刺激的なものを取り入れることが不可欠です。
これは、すべての飼い主の方にとってより猫たちに邪魔されない良い睡眠につながるでしょう。
昼間に彼らに退屈させない刺激や運動を増やして、エネルギーの一部を消費させます。
インタラクティブな遊びの数を増やしてみてください。
たとえば毎日10分間の遊びを3回、夜に眠りにつく前にさらに追加の遊びの時間を設けます。
おやつやエサを与える方法も試してみてください。
たとえば下のようなパズルフィーダーなどを使って、家のいろんな場所に特別なおやつを隠してみてください。
そうすれば、彼らが夜に目覚めて家の中をウロウロしているときに、彼らはその特別な一口を得ようと夢中になることでしょう。
また昼間や夕方に彼らにかまってあげて、いわゆる”社会的な接触”を増やしてみてください。
たとえば、夜にあなたが眠りに着く前に猫がリラックスできるよう、穏やかにグルーミングなどしてあげましょう。
最後に
上記に挙げたような試みがうまくいかない場合、外の街灯や日の出の光が部屋に入って、猫たちの行動につながらないよう、遮光カーテンやブラインドを使用してみることをおススメします。
もしくは、性能の良い耳栓をあなたのために購入してみるもの良いかもしれません。
飼い主と猫たちが良い夢を見られますように!