犬が時より行う不思議な行動について、実は何かの発作の兆候かもしれません。
言葉をしゃべることのない愛犬のどこかにもしかして異常があるかもしれなかったり、何が起こっているかわからずモヤモヤすることほど、気持ちの悪いことはありませんよね。
その症状が筋肉のけいれんやヨダレなどの場合はさらに不安が掻き立てられます。
またあなたの愛犬が急に意識を失ったようにけいれんして地面に倒れた場合、その犬は発作を起こしている可能性があります。
残念ながら、すべての犬の発作の症状が筋肉のけいれんや意図しない震えなど明白なわけではありません。
犬が発作を起こしている場合は、その発作の症状について、かかりつけの獣医師にご相談ください。
あなたの犬が発作を起こしているかもしれない、7つの兆候についてご紹介します。
目次
1.混乱や不安
発作が起きそうな犬の中には、彼らの行動や態度に突然の変化があります。
彼らの足の間にシッポを入れて、混乱や不安を感じているように見えるかもしれません。または、あなたの家の彼らの好きな隠れ場所に身を潜めます。
あなたの愛犬は、何か異常を感じて泣き叫んだり泣いたりすることさえあるかもしれません。
この発作前の期間は、発作前段階(オーラ)と呼ばれ、実際の発作が始まる数秒から数時間前のどこから始まることがあります。
2.けいれん
犬の発作は、顔と脚の周りの小さなけいれんから始まり、全身をけいれんさせることや、体の筋肉をすばやく拡張および収縮させることがあります。
これらの筋肉のけいれんは、犬が床で犬かきしているように見える場合や、犬が不規則な方法で水を振り払おうとしているように見える場合があります。
また、発作中に舌を噛んだりすることもあります。
3.よだれと口の周りの泡
あなたの犬の体は発作中に多くのストレス下にあるので、彼らは興奮しすぎる可能性があります。
これは、息切れのような呼吸、過度のよだれ、または口の中での泡立ちにつながる可能性があります。
犬は発作やけいれん発作の間に嘔吐することさえあり、口の周りに泡沫状の分泌物をもたらすこともあります。
4.意識の喪失
実際に発作が起きている間、あなたの犬は意識を失うかもしれません。
しかし、あなたの犬が気絶しているからといって、必ずしも発作が起きているとは限りません。
発作による意識喪失では、犬が体をコントロールできず、けいれんを起こしているように見えます。
5.失禁
犬が発作を起こすと、筋肉や身体の動きを制御できなくなります。
そのため犬は我慢できずに放尿したり排尿したりすることがよくあります。
これは、発作中のいかなる時点でも発生する可能性があります。
あなたが家に帰った際に、あなたの犬が1 か所ではなく、いたるところで失禁してしまっている場合は、犬が発作を起こしている可能性があります。
6.歩行困難
発作によるけいれんや震えが一旦治まると、犬は手足の制御を取り戻すのが困難になる可能性があります。
彼らが、発作後期間の段階に入った場合、彼らは奇妙な歩行をするか、ぐったりするかもしれません。
重度の発作であった場合、彼らはまったく動くことができないかもしれません。
7.一時的な失明
発作を経験した犬は、まだ手足のコントロールを取り戻していないため、壁や家具にぶつかるかもしれませんが、それは一時的な失明が原因である可能性もあります。
一部の犬は、発作が脳の視覚処理する部分に一時的に異常や影響をもたらすため、発作後に一時的な失明を経験します。
最悪の場合、永久的に失明してしまいます。
さいごに
あなたの犬に発作の症状があり、それを目の当たりにするのはショッキングなことだと思います。
ですが、犬が発作を起こしていると考えらる場合、あなたが可能な限り、そのタイミングとどんな症状であったかをメモに書き留めておいてください。
そして獣医師の先生にその症状とタイミングを伝えて、犬の発作の原因を特定し、獣医師の指示に従って治療を行いましょう。
また、ペットのストレスを和らげたり、気持ちを落ち着かせるハーブサプリメントの使用についても、獣医師に相談してみてください。
これらのサプリメントには筋肉の震えやけいれんを起こす回数を減らし、また神経系の過敏症を抑える効果がある場合があります。
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