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人間は感情の高まりで泣く。では犬は?
我々人間は、嬉しかったり悲しかったり、はたまた怒りや恐怖など感情の高まりで泣くことがあります。
では共感的な生き物である犬は、ワンワンと鳴くことはありますが、人間同様に泣くことはあるのでしょうか?
その場合、その涙の意味はどういったものなのでしょうか?
犬が泣くその涙の理由とは?
犬との暮らしの中で、あなたは犬の涙目や実際に涙を流すのを見たことがあるかもしれません。
しかし、人間は感情的な理由で泣くことができますが、犬はそういった理由では泣きません。
犬の感情表現方法としては、たとえば、しっぽを振ってうれしいことを伝えたり、不安を感じているときには耳が垂れ下がったりします。
アレルギー
人間と同じように、犬は季節性のアレルギーや、洗濯洗剤や食材などの他の要因によってアレルギーを発症する可能性があります。
犬が泣いている理由がアレルギーであると疑われる場合は、アレルギー物質を特定し、それらと触れないようにするために役立つテストを動物病院で受けてみてください 。
アレルギーのその他の兆候には、腫れ、麻疹、くしゃみ、咳、皮膚の炎症などがあります。
アレルギーの他の兆候が見られる場合は、獣医師に相談してください。あなたの犬が涙を流している原因を絞り込み治療法を判断するのに役立ちます。
涙管のつまり
人間と同じように、犬にも涙管があり、目の機能と健康を維持しています。
人間の涙管が涙を押し流すのに対して、犬の涙管は喉と鼻の鼻腔に向かって液体を排出します。
犬の涙管が塞がっていると、人間が泣くときのように涙が外側に滴り落ちることがあります。これは流涙症として知られています。
犬が流涙症である場合、目の周りの毛は湿っていて、皮膚を刺激したり、目の周りが涙焼けで茶色く赤みがかった毛になったりします。
涙管の詰まりの症状がしばらく続く場合は、犬を動物病院に連れて行ってあげてください。
感染症
犬が透明な涙ではなく黄色い涙、粘土のある涙、または血の混じった涙を流している場合、あなたの犬が目の感染症にかかっている可能性が高いです。
目の感染症の他の症状には、目の腫れや目の充血などがあります。
犬がこれらの症状のいずれかを示している場合は、できるだけ早く動物病院に連れて行く必要があります。
目に刺激物(ゴミ)
あなたの犬が涙を流しているもう一つの理由は、彼らの目に汚れやほこりのような刺激物があるからと考えられます。
上下のまぶたをそっと持ち上げて、汚れやほこりの破片などがないか確認します。
この場合、涙は汚れやほこりが取り除かれるまで流し続けます。
冷たい水または獣医師から処方された洗眼液などで目を洗ってあげましょう。
犬の目がまだ刺激を受けている兆候を示している場合は、動物病院で相談してください。
犬の目が大きな破片などで傷がついているのを見つけた場合、洗い流さずに目を包帯で覆い、すぐに動物病院に行きましょう。
あなたの犬が自分の足で目をこすったりして悪化させないようにしてください。
角膜のキズ
またあなたの犬が涙を流しているもう一つの理由は、角膜の傷が考えられます。
角膜の傷は、犬同士でかっぱつにじゃれ合うときに、別の犬に引っ掛かれ起きることが間々あります。
その場合には、傷つけられた角膜の深刻な視力低下を防ぐためにすぐに動物病院に行きましょう。
最後に
犬は感情的に泣くことはありませんが、悲しみを表現する方法はしっぽや耳以外にもまだあります。
犬が痛み、欲求不満、または喪失感を感じると、わめくように吠えたり、クンクン鳴いたりしてそれらを表現します。
彼らはまた、通常楽しんでやっているあそびや行動を止めてしまうこともあります。
これらは犬が感情的に幸せを感じているか心配な場合には、それらの兆候について注意を払ってみるべきです。
ですが涙は、何らかの健康上の懸念を示している場合があり、適切に治療すべく獣医師に見てもう必要があります。
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